星に願いを、月に祈りを

わたしがいつ何をしたか書いてあります。みなさんの生活に全く関係のないことです。

好きな先輩を殴っていた話

わたしは基本的に感情的にならない。論理的というか理性的というか、かなりかっちりとした態度を取っている。つもりだ。

 

元々は凄く感情的で、精神的に寄り添うとか、人の心を汲み取るとか、そういうのが凄く得意な子だった。言い方を変えれば、それしかできない子だった。筋をはっきりと通すことや、感情を排除して論理的に動くことができなかった。だから、論理的な態度をとれるようになることが、わたしの人間発達において急務のミッションだった。

 

そんな中、去年。サークルで、発言も行動も全て論理的に筋を通して生きている先輩に出会った。感情もきちんとあるのに、それに振り回されない人だった。本当に大人で、かっこいいと思った。憧れた。先輩みたいに論理的に考えたり行動したりする力が欲しい、と思って一生懸命追いかけていたらいつの間にか好きになっていた。好きだから追いかけてたのかもしれないけど。とにかくわたしは先輩のその圧倒的論理性に憧れた。

 

 

その先輩と昨日今日でボッコボコに殴り合って関係を切ってしまった。

 

1ヶ月前、私がサークルをやめる時からおかしかった。わかってた。

 

わたしは、サークルをやめるにあたって、比較的深く関わった人たちに挨拶のラインを送った。ほとんどの人が「寂しい」「また遊んで」と言うくらいで、誰一人私を引き止める人はいなかった。でもその先輩だけが私のことを引き止めた。2日くらいかけて、それはもうすごく論理的に説得された。それのなにがおかしいかって、先輩は私のことが「苦手で、なんなら嫌いで、顔も見たくないし、関わりたくないし会いたくない」と言ってたんだ、前日まで。

 

私はその先輩のことが大好きすぎて、お酒に酔った勢いで理性が押さえられなくて今まで何回も大好きですって告白をしてしまっていた。先輩はそれに困惑して、わたしと関わりたくないって言い切って、わたしのことを無視していた。まぁ、仕方ないと思う。「お酒の勢いで本当に申し訳ないなぁ」「もう仲良くしてくれないんだろうなぁ」とか思いながら、でもそれでも好きだったし、憧れていた。

 

その文脈がありながら、固い意思を持ってサークルを抜けようとした時に、先輩はいきなり手のひらを返すように態度を変え、私に寄り添ってきた。こんな酷い話あるか?自分に特別な好意が向けられているのをすごく良くわかっていて、そんでもって自分はその気持ちに応えるどころか今後関わる気も毛頭ないくせに、サークルを抜けるのを止める。全部全部わかってて、止める。その行為がいかに意地が悪く、罪深い行為か!明らかなる自己矛盾!自分のことを好いている私を、側にに置いておこうとしたんだろうなぁ。関わろうとは思わないけど悪い気はしなかったんだろうな、

 

私は完全に舐められていた。先輩は最低だった。それでもまだ少し先輩のことを好きな自分の頭の悪さ(心の幼さ?)にも嫌気がさした。理性的に考えて縁を切るべきだったから、切ることにした。

 

「そうやって止めてくるけど、私に対して主体的に関わる気も、私に対する個人的な興味も無いんでしょう?」

「まぁ、うん、無いな」

「だからもうサヨナラでいいです。サークルにいてもいなくてもわたしの一方通行には変わりないですし。私からは連絡しないし、きっと先輩から私に連絡することもないでしょう?これでもうサヨナラでいいです。いままでありがとうございました」

 

感情じゃなくて理性に従って、きちんと先輩と縁を切った。すごい皮肉。先輩に憧れて身につけた力で、先輩から離れた。

 

 

次の日に先輩から連絡が来た。電話で「確かに俺から関わろうとはしない。だけども、おまえに、これから一生ずっと関わらないだなんで、そんなこと勝手に決められる筋合いはない。悩みがあったり、困ったりすることがあって、それで俺に頼りたいってなったら、いつでもそれには応えてやるから。デートとかは無理だけど笑 俺で良かったらいつでも連絡してこいよ」みたいなことを言われた。

 

頭では「は?他に頼る人いくらでもいるんですけど。」って思った。きっと自分に頼ってくるだろうみたいな傲慢さが見え隠れしてて腹も立った。結局私に対して主体的に関わるつもりはないしのが嫌だった。「キープじゃねぇか最低かよ」って思った。だけど、こころは嬉しいって思ってしまった。いつもわたしから連絡しているばかりだったのに、初めて先輩から連絡が来たから。いままで絶対に関わりたくないって言われていたのに、いつでも連絡してこいって言われたから。そんなことで嬉しくなってしまう自分を馬鹿だなぁとも思ったし、それをきっと全部見越しているであろう先輩のこともクズだと思った。

 

 

おわってんな。

そんでもって昨日。「いつでも頼ってこい」と先輩が言ってきた、という事実を盾にして私は先輩に軽い相談を持ちかけた。べつにその先輩に頼まなくても解決することだったのに。もう全部茶番。先輩はすっごく面倒くさそうに電話に出た。これも茶番。電話が始まって3秒、わたしは既にこの状況に傷ついていたし、萎えてしまっていた。なにしてるんだろう自分。そんな私の雰囲気を察した先輩に「今までお前にあんなに嫌なこと(=告白して困惑させること)をされたんだから、俺が今お前から電話がかかってきて面倒くさそうな態度を取るのは妥当だろう?そんな傷ついたような態度取るなよ、俺が気分悪くなって迷惑だから。聞いてやってるんだから早く簡潔に話せよ。」って言われて、なんかもう本当に終わりなんだと思った。ひどいな、これ。関係が終わっている。というか、最初から存在してない。もう、いいや。会えなくても電話できなくても。もう関わるのやめよう。本当にさようなら。そう思ったら自然に涙が溢れてきて号泣した。「...はぁ?何で泣くん?あー気分悪。俺が悪いことしたみたいじゃん。俺が何か間違っているか?俺が間違っているなら、きちんと論理的に説明しろ。それができないなら電話切って。」って言われて、もうこの人とは無理なんだと思った。もっとたくさん、いろんなこと話してみたかったな。わたしは「さようなら」って言って切った。

 

そしたらまた何分か後に電話がかかってきた。

「どうせ先輩は電話をかけてくるだろうなと思っていました。」

「じゃあ切るなよ。打算的な行動をするな。不快だから」

「違う、私は先輩にかけ直してもらいたくて切ったのではなくて、金輪際もう関わらなくていいやと思って切ったんです」

「へぇ〜?もう関わらなくていいの?w へぇ〜〜?ww」

 

なんかわたしって本っ当に舐められてて、先輩はなんだかんだいって"わたしに必要とされている"という事実にいい気になってるんだ、って思ってこの瞬間本当に好意が消えた。最低だと思った。格好悪すぎた。そして、こんな失恋の仕方ってあるんだ、と静かに驚いた。舐められてることに関してはめちゃくちゃ腹が立った。べつにイケメンなわけでもなく中高男子校で理学部入って、人を好きになったら好きになられたりとかいう恋愛経験が人生で1回も無かったとしても、自分のことが世界中の誰よりも圧倒的にかわいくて、自分が正しくて、自分が人より上に立っているって無邪気に信じている人って、人生で初めて自分のことを真っ直ぐに「好き」って言ってくれてる人に対してもこんなにイキり散らせるんだ...って思って感心さえした。(悪口)

(好意が消えた原因は他にもある、先輩は論理的で、わたしはそこをかっこいいと思っていたのだが、彼は実際は、論理整合性があることが至高善であり正義だ、とまで思っていて、自分の語る話に論理整合性があるならば、すなわち自分自身にも正当性がある、と勘違いをしている人間だった(例えば、最愛の人を亡くして悲しんでいる人に向かって「人は死ぬ。当たり前のことじゃないか。」と言い放ち、「そんなこと言うなんてひどい」と批判されても「なぜ?俺の言っていることは論理的に正しいぞ?俺の行為言動がどう間違っているのか論理的に説明してみろよ?」と返すような感じ)。かなりダサくて萎えた。まあ自分がそう思っているただそれだけならまぁお疲れ〜勝手にしてくれ〜って感じだけど、その論理整合性を神とする宗教を熱狂的に信じていてそれをわたしに押し付けてこようとするところが最高に怖かった。いや見えてる世界狭...。)

 

なんかその日は言い合いになって今日

「俺がなんのために長々とおしゃべりにつきあってやってると思う?最初から最後までいつも君が自分の行動を省みること無く押し付けがましく俺の非難ばかりしてきて、俺に泣かされたみたいな感じだしてきて空気悪くして、不愉快な思いさせられて。なんでそれでも連絡とってやってると思う?俺のためか??」

ってLINEがきたから

「は?わたしのためなんですか?嘘でしょう?わたしが先輩のことが好きで連絡をとりたがってるから仕方なく関わってやってるんでしょ?それがわたしのためか?仕方なく関わってあげてる自分が好きなんでしょう?私に好かれてるのが悪い気がしないんでしょう?だから「へぇ〜もう関わらなくていいんだw」みたいな舐めた発言ができるんでしょう?本当にわたしのことを思っていたらサークルやめようとしてても止めないし、話聞く気無いくせに「俺にいつでも相談してこい」なんて言わない。」

って送った、

もう返信はかえってこないと思う。そのつもりで送ったし。

悲しい。なんで好きだった先輩と殴り合ってるのかわからない。けどなるようになった結果、こうなった。