星に願いを、月に祈りを

わたしがいつ何をしたか書いてあります。みなさんの生活に全く関係のないことです。

2018/10/01

 

先日,無事に志望していた大学院に合格しました。

無事に来春から東京に出ることができます。

見守ってくださったみなさま,本当にありがとうございました。

 

 

今日は臨床心理士を目指そうと思ったきっかけや,大学院受験のことなどをまとめ書きしておこうと思う。

 

 1.きっかけ 

きっかけ①:中学2年生,友人との出会い

私は,中学2年生のとき,初めて仲のいい男友達ができました。そいつはいつも皮肉っぽい態度をとっているスカした奴だったんですけど,私も「学校おもんねー」と思っていたのと,席が4ヶ月くらいずっと前後だったり隣だったりというのもあり,仲良くなりました。

彼はたまに学校を休んだり,しんどい〜と言って授業中ぐったりしたり震えてたりして,わたしは「病気なのか〜」「無理するなよ〜」となんとなく声をかけていました。

ある日,深夜1時くらいにその彼からいきなり電話がかかってきました。驚いて電話に出ると,彼は泣いていて,「俺は鬱病で,病院に通っていて,だけどよくならなくて,苦しくって,こんなこと言いたくないけど死にたくてたまらない,今もまた手首を切ってしまった,こんなこと話せるのお前しかいない,つらいんだ,助けて」と言ってきて,私は大パニックになりました。

鬱病って...聞いたことあるけど,実際どういう病気で,私はどうすればいい!?)

とにかく彼を責めたらいけないと思い,「話してくれてありがとう」「自分を責めないで」「こんなにつらくっても,絶対君は何も悪くないから」「私は友人として君に死んでほしくないし,これからも色んな話をしたい」とか必死に言いながら,速攻「鬱病 対応」とググって一生懸命対応しました。その時の焦燥感は10年近く経つ今でもリアルに思い出せます。 

結局彼はその後寛解して,今も元気に過ごしているのですが,その時に感じた「私は何も知らない」「何もできない」という無力感・絶望感のようなもの,「私に専門的知識,技術があれば...」という思いが,私の中にずっと残る事になりました。この体験がなかったら,きっと臨床心理学に興味を持つことも無かったような気がします。

 

 

 

きっかけ②:高校3年生,本との出会い

高校2年生の冬,進路に悩んでいる時に,私のパーソナリティをよく知る個人塾の先生に「凛子さんってこういうのが好きなんじゃない?」と,「これからの臨床心理学」という本を勧めてもらいました。(リンク上手く貼れませんでした)

 

(親や親戚や教師に言われるがまま,なんとなくしっくりこないけど医者を目指すべきか,それか医者以外の何かを目指すべきか,でも医者以外の職業ってよく知らないし,でも父親のように医学に情熱も持っていないのに医者を目指すなんてそんな失礼なことできないし,でも他にどんな道があるんだ...)

と悶々と悩んでいた私は,この本を読んで臨床心理士を目指そうと決意しました。自分の人生に対する初めての決断だったと思います。医者より稼ぎが低いから大変だ,やめなさいと色々な人に何度も言われたけど,今確実に進みたいと思っている道を無視して,自分が魅力や楽しみを見出だせない道に進むなんてとても考えることができなくて,そんなの死んでいるのと一緒だと思って,周りの反対を押し切って臨床心理学を学ぶことにしました。

ちなみに,その本には,著者が所属している研究科の指導方針のことも書いてあり,高3の時点で,「絶対にこの研究科にいきたい」というところまで決まりました。

 

頑張ろうと思ったその他の要因

鬱病を抱えた友人との出会い,鬱病を抱えた友人との出会い2,自分の発達障害の発覚,恋人がASD,友人がASD, etc

 

 

2.大学院受験までの道のり

私は,志望していた大学院がある大学とは違う大学の,しかも臨床心理ではない学部に進学していたので,人よりも早めに勉強を始めなければ間に合わないと思い,院試が行われる1年3ヶ月前,3年生の6月から勉強をはじめました。

 

①勉強の体力づくり(3年生の6月〜10月)

高校3年生の秋に鬱病を発症して以来約2年半振りの真面目な勉強だったので,最初は椅子に長く座ることができずに大変な思いをしました。本当にすぐ疲れてしまって,お話になりませんでした。1日10時間余裕で勉強ができるようになったのは,10月になった頃からでした。この間毎日筋トレをしたり,プロテインを飲んだり,早寝早起きを心掛けたりして,集中するのに最高の身体を作り上げる努力をしました。

あと,最初の頃は本当に勉強に慣れていなかったので,集中力と忍耐力をつけるのを目的で,写経のような勉強方法をとっていました。具体的には,臨床心理学ではなく,心理学概論の本を読み,心理学史,社会心理学認知心理学学習心理学,などの分野の重要な単語を自分の手でノートにまとめて,それを何も見ずに再現できるようにひたすらトレーニングしていました。私の志望先の入試では,臨床心理学以外のこういった概論のような問題は一切出てこないんですけど,私以外の心理学部の学生は絶対に知っているであろうことだし,私も知っていなきゃだめだろう...絶対困るだろう...やっておいて損は無いだろう...と思い,少し遠回りですが,概論を抑えました。

あと,日本心理学会に一人で参加しました。学部違うし金髪だし大丈夫かな...って不安だったけど,初めて心理学畑の友人ができてすごくいい経験になりました。

 

②崩壊(3年11月)

ほとんど友人に会うこともなく,毎日図書館にこもって昼も夜も勉強を続けてお風呂の中でも寝る前でも院試のことばかり考えていたら心がしんどくなりました(当然では?)。この頃,勉強時間を取らないことに恐怖を覚えるようになり,一秒でも早くご飯を食べなきゃ!とか,移動時間が無駄だ!とか思って常にせかせか走って移動したりしていて,夜も毎日院試に落ちて死ぬ夢とか見るようになって,凄く辛かったです。「勉強ばっかでおもしろくない!人生に新規性が欲しい!」とか言ってオフ会を始めたり出会い系アプリを入れたりしていました。あと,自分絶対ADHDだ!こんな落ち着き無いし!あ〜〜!!!助けて!!!と思って衝動的に精神科に行きました(12月にASDADHDだろうという結果が出ました)。中旬頃,いきなり涙が溢れて部屋の中で動けなくなって,「もう終わりだ〜」ってなったので,バイト,友人との約束,学校,全てを放り出して,地元の恩師を訪ね,しばらく療養しました。頑張りすぎだ,ということで,もう少しゆっくりやることにしました。11月の勉強ほぼ無。

 

③研究計画書とかを書き始める(3年12月〜3月)

研究計画書1つ書きあげるのに論文100本くらい読む必要がある,って話を本で読んだのでそろそろやらなきゃなと思い,論文読みに日々の時間を費やしました。専門用語ばかりで,なにがなにやらさっぱりわからなくて大変でした。特に,量的研究の分析方法がよくわからなくて大変だったので1月ぐらいから「よくわかる心理統計」とかをぼちぼち読んでいたと思います。Z会に研究計画書を添削してもらえるコースがあったのでそれを利用しながらどうにか完成させました。

 

④返信が来ない(4年4月)

志望先の研究室に研究室訪問のメールを送ったけど返信が来ない。待てど待てど返信が来ない。10日待っても返信が返ってこなかったので,「送り間違えたかな?」と思ってもう一度送ったけどやっぱり返信がこない。萎え始めた時にやっと返信が!(1ヶ月経ってるんですけど!?絶対1通目から届いてたでしょ!)とイライラしながらメールを開くと,「当研究室ではは,研究室訪問を実施していません」は〜〜〜〜〜〜〜〜〜???????研究室訪問希望する方はこちらのフォームからメールをお願いしますってところからメール送ったんだけど1ヶ月経ってこれ?しかも誤字してるし何????

とひとしきり腹を立ててから,私が志望している研究科は本当に良い研究科なのだろうか,学生を大事にしてくれるところなのだろうか,私はこのまま臨床心理士を目指すべきなのだろうか,ここ以外の研究科なんて考えたことなかったのにどうすれば......と考えはじめました。

 

⑤やめよう。(4年5月)

臨床心理士はやめよう。臨床じゃなくても人は救える。と思い,完全に勉強をストップしました。教育工学でもするか〜デザインから人を救うか〜とか思って違う大学院を探したりしてふわふわしていました。

 

⑥やっぱり臨床心理(4年6月)

いっぱいいっぱい悩んだ結果,やっぱり臨床で人と関わりたい,という思いが出てきたので,もう一回目指すことにしました。春に書いた研究計画書はもう一度最初から新しく書き直すことにしました。研究計画書提出が6月末だったのでめちゃくちゃ焦って書きましたが,1回研究計画書を書いていて少し慣れていたうえに,1度目とは違い,志望先の研究科の先輩など,添削していただける先輩複数人と繋がっていたこともあり,滑り込みで完成させました。(添削していただいた方々,本当にありがとうございました)

 

⑦精神と身体の崩壊2(4年7月)

実家に帰省(3日間)+疲労で動けない(2日間)+両親が京都に来る/来ない騒動による疲弊(4日間)+弟からの悪意ある攻撃による心身の疲弊(7日間)+熱中症(3日間)+気管支炎(7日間)+発熱(3日間)

1ヶ月本当になにもできなかった。

 

⑧直前期(4年8月〜受験日)

あと1ヶ月ちょっとしか無い。めちゃめちゃ絶望していた。

1年前に立てた計画では,5月末までに試験範囲の勉強を終えて,6月から2ヶ月半,過去問10年分の演習と暗記をひたすらやるという事になっていたのに,8月1日の時点で試験範囲の勉強すら半分も手をつけていない状況だったから。絶対に落ちると思った。実質勉強できるの1ヶ月だけとか終わりすぎている。

(だってこんなんwwどう考えても絶対に落ちる。絶対に間に合わない。死んだ。1ヶ月じゃどうにもできない...おしまいだ....ここ以外に行きたいところもないし落ちたらどうする?)

(常に全速力で走ってきたし,最速でこれだったんだ。やるしかねぇだろ....駆け抜けるんだよ...!!)

という思いを行ったり来たりして(大抵は前者のような気持ちだった),1ヶ月過ごした。もう半分諦めながらも祈りのように勉強してました。家を飛び出して鴨川沿いに座って声をあげて泣いたことも何回もあった。めちゃくちゃ辛かったです。けどどうにか頑張れたのは,恋人が毎日一緒に図書館に行こうって誘ってくれて隣で私のことを気にかけてくれながらも黙々と彼のペースで勉強する姿を見せてくれてたからだと思う。感謝してもしきれません。

結局過去問ひととおりの(実際には8割位しかできてないけど)演習を終えて暗記にたどり着けたのは受験日前日ホテルの中でした。もはや笑うしかないみたいな状況で,変なテンションになってました。

 

 

⑨筆記試験(一次試験)

「私のわからん問題出したら許さねぇ」とかブツブツつぶやきながら試験場入りし,「神よ〜〜」と祈りながら十字を切って問題用紙を開きました。手応えとかなにもわからなかった。絶対落ちたと思いました。落ちるなら筆記で落ちると思っていたし。

 

⑩一次合格

私の番号があるように見えたけど信じられないけどあるように見えるけどこれは受かっている???と番号を認識するのに10分くらいかかった。マジで落ちたと思っていたので手が震えました。自分が行きたいところに合格するってこんなに嬉しいことなのか〜としみじみするなどした。

 

 

⑪面接

一次合格発表直後に面接があった。わたしは面接ではあまり緊張しないタイプなので,楽しく面接ができました。準備はなにもしなかった,というか時間的にも能力的にも何も準備ができませんでした。質問されたら,そのときパッとこころに浮かんだ答えを素直に言おうと決めていました。相手は臨床心理士の方々なので,取り繕っても無駄だと思い,素の自分で対面しようと思っていました(この後,素の自分を出して落ちたら辛すぎて立ち直れないということに気づく)。

学部が心理ではないというところにすごく興味を持っていただけたような感じだった。わたしは,自分の学部が好きだったし,心理出身でないということに特に劣等感なども感じていなかったので,楽しくハツラツとお話できたと思う。とにかく,教授の方々とお話することができて何よりも光栄だった。ずっと夢見てきた瞬間だったのですごく嬉しかったです。

 

 

⑫受かった

絶対落ちたと思っていたけど1時試験突破したということはワンチャンあるかも?という淡い期待を抱え始めていたので,一次試験の合格発表の何倍も緊張した。番号があるように見えるけど信じられなくて友だちに写真を送って確認してもらった。80人の中の13人に選ばれたとわかった時は意味がわからなすぎて息が止まった。でもすごく嬉しい瞬間でした。未だになんで受かったのかよくわからないし,自分の学力や能力に全然自信を持てていないし,ついていけるのかめちゃくちゃ不安だけど,でもこの研究科に選んでもらったからには一生懸命やっていくぞ〜という気持ちになっている。

 

 

 

3.最後に

ありきたりだけどたくさんの人に支えられてここまで来たので,感謝を忘れないようにしたいと思います。落ちる...って死にそうな顔でつぶやくわたしを見守ってくれて励ましてくれたみなさん,本当にありがとうございました。

また,もし同様に他学部から臨床心理を目指したいという人がいたら,先輩方が私にしてくれたように,私も何かできる限りのことを手伝いたいと思うので,気軽に連絡してください。